絵描きの記

絵描き 出口アキオの絵画制作と日々考えたこと、見たことの記録です。

怒涛の展覧会ツアーⅡ

午前10時、まず藝大美術館で「東京藝術大学卒業・修了作品展」、

その後、東京都美術館で「東京藝術大学美術学部卒業作品展」、

東京五美術大学連合卒業制作展」、「池田満寿夫の世界展」を見た後、

リニューアルオープンになった竹橋の国立近代美術館へ。

併設の新しく開店したカフェレストラン(H2Oと書いてアクアと読む)で

遅めの昼食をとる。

皇居のお堀を眺めながらゆっくりくつろげる。

以前は売店でおばちゃんがハンバーガーやカレーを作っていたことを思えば、

この雰囲気、サービス、料理の味ともに桁違いに向上!

ここならミュージアムショップやライブラリーで画集を見てから、

食事を楽しむだけに来てもいいかも…。

その後、大急ぎで「未完の世紀~20世紀の美術がのこすもの」を見た。

木金は夜8時まで開いているらしいが、できれば土曜日も閉館時間を

もうちょっと延長してほしい。

その後、表参道経由で渋谷へ。

Bunkamura ザ・ミュージアムで「ウィーン分離派1898~1918」を見る。

あ~しんどかった…。でも、おもしろかった。

今日は盛りだくさんだったけど、学生の展覧会を見た後に

池田満寿夫の作品を見ると、作品の完成度や精神性は当たり前だが、

その集中力と創作への情熱のあまりの格差を感じた。

池田満寿夫の初期から晩年まで全ての時期に渡って、

芸術家としての「プロ根性」と「輝きを失わないひたむきさ」には、

ただただ脱帽するばかりだ。

池田満寿夫の巨大さが実感できたのは本当に良かった。