絵描きの記

絵描き 出口アキオの絵画制作と日々考えたこと、見たことの記録です。

2002-01-01から1年間の記事一覧

怒涛の展覧会ツアーⅡ

午前10時、まず藝大美術館で「東京藝術大学卒業・修了作品展」、 その後、東京都美術館で「東京藝術大学美術学部卒業作品展」、 「東京五美術大学連合卒業制作展」、「池田満寿夫の世界展」を見た後、 リニューアルオープンになった竹橋の国立近代美術館へ。…

「ブライアン・ウィルソン ペットサウンズ・ツアー・ジャパン 」 ~東京国際フォーラムホール~

今でこそ「おたく」はある程度市民権を得たような感もあるが、僕が大学生だった1980年代ころは「おたく」という言葉もはっきりと確立されていなかったし、「おたく」的な生活は、今よりかなり罪悪感を持たれていたような気がする。 だいたい物事を深く考えた…

近頃の広告コピーって…

ちょっと古いけれど、 某携帯電話会社、中田英寿選手出演CMのキャッチフレーズ… 「自分らしさ、持ってる?」 某経済専門全国紙、タレント小雪出演のCMのキャッチフレーズ… 「世の中が変わる前に自分を変えよう」 一体どないせいっちゅうねん!!

不忍池にて

今日、スケッチのあと、不忍池でカモ君たちにパンをあげていたら、 近くのベンチに座っていたおっちゃん(布団や身のまわりのものなどを 横に置いていた)と、チャリで通りかかった別のおっちゃん (たぶん仕事も家庭もちゃんとした人の休日だろうか、 マウ…

油彩とアクリル

アクリルで描いていたころは、ひとつの作品の始めと終わりがはっきりしていた。アクリル絵具は重ね塗りをしても色にあまり変化はないので、部分部分で仕上げてゆき、全部塗り終わったらハイ完成…といった感じだった。油絵の場合はそう簡単ではなく、塗り重ね…

「カンダハール」 ~新宿 武蔵館~

映画の公開に伴い監督の来日・テレビ出演など、ずいぶんと話題になったので、僕の行った日曜の午後は整理券が配られており、入場も1回先の夕方になった。 アメリカ同時多発テロ以前と以後で、この映画の印象はだいぶ違うと思うが、制作された2000年当時は注…

閉店

以前は仕事でよく利用させてもらっていた新中野の喫茶店、 年輩のご夫婦二人で切り盛りされていた。 先日久しぶりに訪れたところ、昨年末いっぱいで閉店になっていた。 なんだか親戚の家の応接間みたいな雰囲気で、 適当に散らかっていて、ついつい長居して…

やっぱり寒い

午前中、久々に上野不忍池でスケッチをする。 冬枯れの木々やお池のカモ君たちを描いていたのだが、 陽が少し陰るとかなり寒かった。 気がつけばカモ君たちがすっかりいなくなっていた…。 陽のあたる場所に全員移動していたのだ。 冷え切った体を少し温めて…

あれが藝大の灯だ

会社からの帰宅途中、上野の藝大の絵画棟が見える。 アトリエの北窓からは、煌々とした明かりが毎晩夜遅くまで灯っている。 「がんばってるな~」 「毎日が真剣勝負。さぞかし充実してるやろうなあ…」 「課題の締め切りで徹夜しても、なんか楽しいやろうなあ…

記念切手は楽しいな

最近、郵便切手に凝っている。 僕の場合、コレクションをしているわけではないので、 気に入った切手を手紙や年賀状、暑中見舞いなどに使うだけなのだが、 近所の郵便局へ行ったついでに新しい記念切手が出ていたりすると、 ついつい買ってしまう。 先日、大…