絵描きの記

絵描き 出口アキオの絵画制作と日々考えたこと、見たことの記録です。

2001-01-01から1年間の記事一覧

人間の幸せって…

今日、久々においしいラーメン屋を発見した。 しかも会社の近く…。 今日は塩味のとりそばにしたが、次回は醤油にしよう。 お昼の楽しみがひとつ増えた…。

犬の惑星

映画「猿の惑星」が大ヒットしているそうだ。 監督が、あのティム・バートンなので、 「思い切って猿ではなくて犬でもよかったのでは」と知人に言ったら、 「『猿の惑星』には『計り知れない恐怖』とうい奥深いテーマが 据えられているので、決しておちゃら…

そそる芸術新潮

今月号の芸術新潮、表紙を見ただけで、そそられる。 思えばこの絵、「出産の聖母」を見るためにモンテルキへ行ったときは、 バスを間違えて降りてしまい、辿り着くまでえらく苦労した。 本屋の雑誌コーナーはイタリアだらけ… でも、兎に角また行きたい。ああ…

「A.I.」 ~梅田東映パラス~

スピルバーグは、はたして本当にこの作品を作りたくて作ったのだろうか…。 確かにSFXをはじめ細部まで丁寧に作りこまれた良質の作品である。しかし、「E.T.」や「未知との遭遇」で体験したワクワクする気分の高揚や作品から発せられる純粋な生命感など“Somet…

「よみがえる日本画」 ~東京藝術大学美術館~

日本画の保存・修復技術の紹介・解説と模写作品の展示を中心とした展覧会。 横山大観や速水御舟などの手による模写作品は、単に写しただけでなく模写のレベルを越えて崇高な精神性が感じられる。それも美術学校在学中か20代での仕事である。しかししかし…そ…

「トゥールズ・ロートレック展」 ~東武美術館~

この「トゥールズ・ロートレック展」を最後に東武美術館が閉館した。 昨年のセゾンミュージアムに続いて、昨今の百貨店経営の厳しさが窺えるような現実である。 池袋はモダンアート&デザインの西武に対して、古典絵画&印象派の東武みたいなイメージでバラ…

「2001両洋の眼展」 ~日本橋三越本店7階ギャラリー~

タイトルが示すとおり、日本画と西洋画がバランスよくかつ違和感なく展示されており、現在の画家の創作上の方向性みたいなものが、おおまかに把握できるような構成になっていて楽しめた。 様々なスタイルと技法を試みている作品が居並ぶ中、島田章三氏の作品…

「鑑真和上展」 ~東京都美術館~

鑑真和上は12年間に渡り、幾度の苦難、6度の航海を乗り越えて来日…。この行動力や不屈の精神力は当然ながらすごいと思うが、彼を口説き落として呼び寄せた当時の日本人もすごいと思う。この時代、乱れた国を仏教の力でまとめようと必死だったのではないか。…

「レンブラントへの贈り物」 ~シャンテシネ 1~

多くの芸術家の人生は、結構トラブル続きだ。 決闘試合で相手を殺害して逃亡の果てに死んだカラバッジョや、パトロンである教皇ユリウス2世との確執が終生続いたミケランジェロ、また、ピカソはその過激な性欲ゆえに結婚・離婚を繰り返し、その度に精神的ス…

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」 ~新宿ピカデリー1~

非常に重い内容のストーリーだが、緻密に計算されたと演出とカメラワーク、溢れんばかりのビョークの才能が鑑賞後も深い余韻を残すミュージカル映画の傑作だ。 いきなり真っ黒な画面で音楽のみが流れるオープニングから、ハンディカメラを使った8ミリ映画の…

「ベルギーの巨匠5人展」 ~伊勢丹美術館~

ジェームス・アンソール、レオン・スピリアールト、コンスタント・ペルメーク、ルネ・マグリット、ポール・デルヴォー… 彼ら5人は、かつてフランドルと呼ばれたベルギーの出身であり、19世紀末~20世紀にかけて、ほぼ同時代を生きた作家たちであるが、「印象…