麻生首相が官邸で記者会見を受けるときに
背景に映っている桜の絵…
ピンクと黄色の色彩のバランスが美しく、
ほぼ毎日テレビのニュースで見るので、
ずっと気になっていた。
検索しても分からなかったので、
一昨日、首相官邸にメールで尋ねてみたら、今日返答があった。
…お尋ねの絵は、「荘川桜 情景」(しょうかわざくら じょうけい)
という洋画で、稲葉 徹應(いなば てつおう)氏が描かれた、
第39回日展出品作品であります。
荘川桜(しょうかわざくら)は、
御母衣ダム湖岸にある樹齢五百余年と推定されるサクラの古木で、
岐阜県指定天然記念物。
作者の解説によれば、
「荘川桜は樹齢五百余年と推測され、寺院境内にあり、
ダム工事により湖底に沈む運命にあったのを移植により救われた桜で、
湖底に沈んだ故郷を見守るかのように高台で生きつづけている。
その生命感あふれる桜のイメージを油絵で表現してみた。」
との事です。…
日本画かなと思っていたら、洋画だった…。
絵に描かれた桜の木の由来まで教えてもらって、
とてもためになった。
季節が変わったら、また絵が変わるのかな。
首相官邸での記者会見の背景に映る絵は、
今まであまり気にしていなかったけど、
また気に入った絵が映るかもしれないので、
これからも注意して見てみよう。