JR中野駅近くの喫茶「クラシック」が閉店した。
店は著名人の常連さんも含めてファンが多く、
名残惜しむ声が多く聞かれた。
僕は10数年くらい前、友人に連れて行ってもらったのが最初だったのだが、そのときは本当にびっくりした。店内は薄暗く、床は歩くとギシギシ音がしてきしみ、抜け落ちそうな階段で、二階のテーブルは傾き、アンティークな家具には幾重にもホコリが積み重ねっている…。
まるで時間が止まっているような空間だった。
コーヒーのミルクはなぜかマヨネーズの蓋に入っていた。
近年、名曲喫茶、音楽喫茶など「○○喫茶」という
味わいのある店がどんどん消えていく…。
無くなる前にもう一度行っておきたかった。