ファドコンサートのチラシを偶然発見。電話したところ、当日券の販売もあるということなので今日、有楽町の東京国際フォーラムに行ってきた。
生のファドは、何回かポルトガルのファドレストランで聴いたが、日本で、しかもホールで聴くのは始めて。
カティア・ゲレイロ は、南アフリカ生まれ、アマリア・ロドリゲス亡き後のファド界を担う新しいファディスタとして地元のポルトガルをはじめヨーロッパ各国で注目されているらしい。今回の来日が2度目。
クラシックのコンサートのようにプログラムに曲目と解説が載ってある。
会場を見渡すと驚くほど年齢層が高い。
Tシャツでスニーカー姿の僕などは、ちょっと浮いているように感じた。
国際フォーラムへは何度も来ているが、このCホールは始めてかもしれない。
2階の最前列で少し張り出しているので、ステージに非常に近い感じがした。
バックはポルトガルギターにクラシックギター、コントラバスという編成。
コンサートが始まるとステージの背景に歌詞の日本語訳までが出た。
手を後に組んで、胸をせり出すようにして歌うポーズは独特。
オアシスのリアム・ギャラガーみたいだ。
ファドは郷愁感溢れるメロディと歌詞で、しみじみと歌い上げる曲が多いが、
お馴染みのナンバーや明るめの曲になると、会場から自然と手拍子が起こった。
ここだけはNHKのど自慢っぽくって、ちょっとついて行きにくかった。
アンコールは1回だけだった。
コンサート終了後、サイン会が行われた。これにはびっくり。
僕も早速CDを買ってサインをもらった。
ファンの一人一人に語りかけ、写真や握手など丁寧に応じているカティア嬢は、
アーティストとして非常に好感が持てた。