絵描きの記

絵描き 出口アキオの絵画制作と日々考えたこと、見たことの記録です。

「1」 ~ザ・ビートルズ~

ビートルズの究極のベストアルバム。

個人的には「Song track」のあとは、「Oldies」をぜひ再発させてほしかったけれど、

ビートルズ2000年のニューアルバムは、英米でナンバワンヒットになったシングル

曲ばかり集めた最強のベストアルバム…と言われている「1」となった。

でも、ちょっと待って。なんで「Please Please Me」が入ってないの?

あの曲がビートルズ初の全英NO.1ではなかったのでは…?

1年前の「Song track」の登場は、映画「オズの魔法使い」で視界がモノクロから

カラーに変わっていくシーンのように、ビートルズの今までの楽曲イメージを

鮮やかに変貌させてくれた。僕にとって新鮮かつ衝撃的なアルバムだった。

僕(1962年生まれ)の世代はビートルズのアルバムやシングルをリアルタイムで

体験したことはない。物心ついたときに解散に至っていたからだ。

「Revolver」「Abbey Road」もみんな追体験だった。しかし、「Song track」は、

僕にとって初めて聞くビートルズのニュ―アルバム(新曲)であった。

(「Anthology」の2曲は自分の中でどうしても新曲として勘定することができない。)

「1」 も「Song track」でリミックスを手がけたピーター・コビンによるニューリミックス

版であるものとばかり思っていた。

あまりに変貌を遂げた音に、オールドファンがアレルギー反応を起こしたのか。

アルバムに入っている楽曲がマイナー?チャートも振るわなかったのだろうか…。

しかし、今回は文句なく世界中でNO.1を記録している。

でも、せめて「All Need is Your Love」や「Eleanor Rigby」など今回のアルバムにも

リミックス版として入れてもよかったのでは。他曲とのバランスもあったのだろうか。

やはりNO.1になったことは、さすがビートルズと誰もが認めるところだが、

作品としての「衝撃度」においては少し物足りなさが残った1枚だった。