デジタルBSチューナーを買ったので、
ハイビジョン放送を見るのが最近の楽しみだ。
画像のきめが細かくワイドなので、好きな美術や旅番組は見応えがある。
先週、NHKの「国宝100選」という番組では、
日本の国宝から100点を選んで紹介していた。
結構楽しみにしていたのだが、朝の10時から夕方6時まで延々とやっていて、
ビールを飲みながら見ていたら半分以上は眠ってしまった。
地上波に比べると時間枠の融通がきくのかもしれないが、
生放送で7時間も8時間も見るのは結構根気が必要だし、
出演者もさぞかし大変である。
美術評論家の先生も最後はかなりお疲れの表情と口調になっていた。
できれば2時間くらいですっきりとまとめてほしい。
同じNHKでも今週見た「清の乾隆帝に供された満干全席を再現して試食する」
という内容の番組は間延びせずおもしろかった。
ラクダのこぶの蒸し物、ガチョウの水かき、ブタの脳みそヒョウの退治もどき、
ハクビシンの蒸し物、シカの乳房、オランウータンの唇の蒸し物…
中には当時と違って絶滅した品種や保護によって代用品もあったが、
「中国人は机と椅子以外何でも食べる」とは決して過大表現ではないと感じた。
ゲストの中尾彬氏がチャイナ服の上からも「ナカオ巻き」をしていたのは笑った。
全90品以上出たので、出演者一同さすがに「もうお腹一杯」とうい表情だった。